「今日からはじめる情報設計」を読んだ
今日からはじめる情報設計 -センスメイキングするための7ステップ
- 作者: アビー・コバート,長谷川敦士,安藤幸央
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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混乱(Mess)を解きほぐして整頓、理解(センスメイキング )する方法を説いた本
"なぜ"起きて”どう"解決するかを判断できる人 = 問題解決能力が高い人は仕事ができる人だと思うので、 どういった思考で問題を捉え、解決に導くかを考えさせられる本だった。
TL;DL
情報設計とは、
現実を直視・コンテキストとチャネルを判断し、それらを踏まえた複雑さの中から情報を選び出し、
意味が伝わって良い結果が得られるような"カタチ"にすること。
以下、各章毎のメモ。
1. 混乱を見極める
- 情報はデータでもコンテンツでもない
- 行う事は知ること
- データやコンテンツが不足している状況でどのような情報が生み出されるかを考えるのが大事
2. 意図を表明する
- 良いとは何か? 私たちの意図することが良いや悪いの定義の仕方を決める
- 良く見えることと使いやすいことには等しく注意を払うべき
- 誰が重要
- なぜから始める
- どうやっての前に何を
3. 現実を直視する
- 現実と向き合うことで解決策を見つける事ができる
- 現実と深く対話するために「オブジェクト」「メンタルモデル」を育てる
- スコープ(範囲)とスケール(規模)を決めてからスタートする
- 道具箱を拡張する*1
4. 方向を決める
- 「なぜ」から「何を」
- 階層(場所)を、階層間の影響を意識する
- 小さな決定が次へ次へと繋がる
- 言葉の定義が大事
- 名詞に、それに合わせた適切な動詞を組み合わせると要件(必要なもの)を示すことができる
5. 距離を図る
- 現実と意図の距離
- 進捗度をどのように評価すべきか、意図を分解し具体的な目標へと置き換える
- 不明瞭であるのが普通
- 良い、悪いは主観的なもの
- 重要なものは複雑な現実の世の中で達成したいと思っていることに対して誠実であること
6. 構造で遊ぶ
- 曖昧さは明快さを犠牲にし、正確性を柔軟性を犠牲にする
- 曖昧さはシンプルさを隠す
- パターンを意識する(階層構造、並列構造、シーケンシャル)
7. 調整に備える
- 新しい問題に遭遇した時に、その問題に対応するために自分の進むべき道をそれに合わせて調整する
- はっきりするまで議論しよう
- フィルターになろう。コーヒーかすではなく